英語が話せるようになるまで!

経験をベースに英語学習についてお伝えします。

英会話タイムトライアル

NHK英会話タイムトライアルは、音読と英語の瞬発力を高めるために非常に効果の高いプログラムだと思います。

まさに神講座…

 

簡単な内容ながら、ビギナーが口に出すと全然出てこないと思います。しかし3ヶ月もついていけば、かなりの確率でスイスイと英語が口に馴染んでくる感覚がわかると思います。

テキストなんと月486円!

ですがテキストがなくても問題ありません。

 

ディクテーションした内容を日々綴っていこうと思います。

音読時の注意点〜オウム化〜

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例文を音読していると、何度も同じ例文を繰り返すため、途中から意識が薄れてただ繰り返しているだけという状態に陥ることがあります。この状態で続けても習得の効果は高くなりません。一度に100回も繰り返したりせず、10回、25回と区切って1日の中で時間をおいて数回に分けて行うと、1回目に馴染んだものがまた馴染み薄くなっていたりして段々と馴染みやすくなるスピードは上がっていきます。

回数を正確に測る必要はありませんが、カウントしているとこれだけ頑張ったのか!というやる気が高まりますので、学習記録を簡単につけて見ると長続きしやすくなります。100円ショップでも売っていますが、すぐに壊れてしまうので一つちゃんとしたものを用意してもいいかもしれませんね。

学習したての1日目はモチベーションも高く1時間も頑張ってしまいがちですが、最初から飛ばさず、1ページ5分もやれたらいいや、くらいがちょうどいいです。その5分でも、1ヶ月続けられたら全然やらなかった自分とはレベルがかわります。ゆるく長く続けましょう!

音読のおすすめ教材

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング (CD BOOK)

どんどん話すための瞬間英作文トレーニング

森沢洋介

 

これは私が海外最初の一ヶ月目で一番苦しかった時に本当に助けになった一冊です。

These bicycles are yours.

Are these bicycles yours ?

なんてものからスタートしていきますが、まず基本の主語述語が並べられなかったのです。これが口に馴染んできたあと、ようやく疑問文が並べられるようになります。本の例文の順番もそのように並んでいますので、とにかくこれをバカのように繰り返すと、本当に並べる感覚が身についてきます。本書の説明では、25回の音読を5サイクルで1例文100回以上繰り返す事を推奨していますが、2サイクルも回した頃1ヶ月経ちました。このあたりでもかなりポンポン言葉が出るようになってきます。

ただし、30時間続けるには根気が必要なことは言うまでもありません。しかしながら、英会話学校に通ったり、効果がよくわからない5分でネイティブ!みたいなアプリにお金を使う前に、これを1サイクルだけでも頑張ってみて欲しいです。

英訳はできないけど、なんとなく読めるというレベルの方は、1サイクル終わると英訳ができるようになりますし、TOEIC500くらいには到達できるようになります。3サイクルも回すことができれば、スコア600も夢ではないです。難しい単語を知っているよりも、まずは英語を並べる瞬発力を養うべきで、結果的に使える英語力を手に入れることができます。

英語が話せるようになるまで

これから英語が話せるようになりたいと考えている方向けに、30代でまったく英語が話せなかった私がTOEIC830点をスコアするまでの3年間の英語学習の経験をお伝えしたいと思います。

 

簡単に私の経歴を紹介します。

30代前半で急な海外転勤(TOEICスコア400点後半位)により英語環境にぶちこまれる。会話レベルは最初の主語から先はまったく英語がひねり出てこない状態で、日常会話もままならず、会社の許可で通わせてもらった語学学校で他の生徒に哀れな目で見られ1ヶ月後、寝て起きたらディベートクラスでたどたどしくも1時間ずっとしゃべることができて、周囲から注目を浴びる。2ヶ月目の語学学校で学びのコツを感じた頃、さらに転勤で別の国へ。忙しすぎて学校になど通うことができなくなり独学で学び始める。2年後に帰国し、TOEIC830点を取得。

 

私は30代になるまで会話らしい会話の経験もなく、ごくごく普通に大学までを卒業し、大半の方と同様に英語がしゃべれるようになりたいけれど、やってもなかなか効果を感じることができずに挫折してきました。発音が良いわけでもなく、ネイティブスピーカーやTOEIC満点な方々には遠く及びませんが、少なくとも最短でTOEIC700〜800前後までは効率よく学ぶお手伝いができると思います。

 

◾️大人は子供と同じやり方で学習してはならない!

巷では「聞いているだけで話せるようになる」という夢のような教材がゴマンとありますが、そんなおいしい話はありません。私も実際続けてみたことがありますが、スラスラと口から出てくるようにはなりませんでした。好きな音楽はずっと聞いていれば歌える理論ですよね。歌えない人はずっと聞いていても上手に歌えません。何度も口ずさむから歌えるのです。また、「子供が言葉をしゃべれるようになるプロセスで学ぶ」教材も、大人にはうまく効果が出ないと思います。これは、すでに頭が母国語で体系化されているため、同じプロセスでは飽きが生じやすく、母国語と同じレベルに到達するまでには膨大な時間がかかるため続かないことが要因として考えられます。

 

◾️最短経路は音読が唯一の道。

私が海外に出て最初の一ヶ月は、とにかく単語を並べる瞬発力がゼロに等しく、「I (アイ)…」から先の単語が全然出てきませんでした。しかし仕事以前にこれでは食事もままならないため、生活に必要なセリフを書き出して、それを何度も音読することから始めました。まず食事の注文、挨拶、1日の中で伝えたかったフレーズをまた書き出すの繰り返しです。文法は大事ですが、初期学習ではまず単語を並べるだけで十分です。単語を並べていく練習では、中学レベルの例文の暗唱が最も効果的です。辞書をほとんど使うことがない位が良いです。

頭の中では当初真っ白で何もイメージできない位でしたが、1日1時間程度の暗唱で、一ヶ月後にはなんとか生活必要レベルには並べることができるようになりました。大体3〜5つの単語を並べるレベルです。1時間であっても続けることは容易ではないと思いますが、この一ヶ月を乗り切ると、急に視界が拓けてきたことを鮮明に思い出します。

 

◾️発話できない言葉は聞き取れない。

リスニング力は、言い換えると「先読みの力」と言えます。「昨日、美味しいものを…」と聞こえたら、過去にあったことで何か「食べた」と自動的に推測されますよね。英語も一緒で、ある単語が聞こえたら、次々に頭が瞬時に推測するので聞き取ることができるようになります。そのため、初期学習では推測力がないに等しいので、いくら英語のシャワーを浴びてもなかなか聞き取れるようにはなりません。私の英語の先生は、リスニングを鍛えるには読書をするようにすすめてくれました。英文に触れれば触れるほど、推測力が高まっていくためです。

 

・音読はアウトプット

言葉を瞬間的に並べる練習です。

 

・読書はインプット

次のセリフを推測する力を養います。

 

◾️最初にすべきことは何か?

最初は音読からスタートしましょう。文法や単語のことは、並べることができるようになってからで大丈夫です。ただし、音読する例文は全て理解できるものである必要があります。中学レベルの例文集を使うと、文法の基礎と音読、必須単語を全て同時に自分の地肉にすることができることと、大人は自分の母国語の理解力のベースの上に英語をのせることができるので、無駄な時間を省くことができます。

 

◾️英語がしゃべれるってどういう状態のこと?

一つのシチュエーションで、会話のやりとりができることです。ペラペラな方は、店で注文する、ホテルを予約するなどのシチュエーションが豊富なため、どのような状況でも対応できるようになっています。字幕なしで映画を見たり、サッカーや野球の話で盛り上がるためには、基礎力以外に話題の知識が必要になるため、TOEICレベルで800以上をマークしても、まだまだダメだ…と感じます。

 

◾️飽きがこないように音読を続けるコツと英単語

海外ドラマなど、30分以内に見終わるようなものを題材にすると、単語がどのようなシチュエーションで使われるのかが理解できるので、5ワード以上並べることができるようになってから始めると単語のイメージも掴めるようになるため、辞書単語帳を使うよりも効率的に習得が進みます。単語は覚えても使えるようになるためには状況やその時の気持ちをイメージしながら実際に口に出してみることでしかすぐに口から出てこないので、ドラマの言い回しは、その役になりきって行うと非常に効果が高いです。

 

各項目について、おすすめの教材などを今後紹介していきたいと思います!